横断型基幹科学技術研究団体連合
Transdisciplinary Federation of Science and Technology


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横幹技術フォーラム

■第9回横幹技術フォーラム■

テーマ『リスク環境下での事業意思決定技術』

     ★プログラムのPDF版はこちらです★

日時:2006年2月3日(金) 13:30 〜 17:20
会場日本教育会館 7階 中会議室(東京都千代田区一ツ橋2‐6‐2)
主催:横断型基幹科学技術推進協議会(横幹技術協議会)
      横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
■お問い合せ先:
 横幹技術フォーラム係 e-mai:  電話 & FAX:03-3814-4130


【企画趣旨】
社会の高密度化・グローバル化、さらには自然環境の不安定化などに伴い、これらから生じるさまざまなリスクに対処することが、事業運営において強く求められています。本フォーラムでは、事業意思決定におけるリスク対処の方法論の開拓が横幹科学技術の産業への重要な貢献機会の一つであるととらえて、その方法論の現状を俯瞰すると同時に、企業事例も検討し、今後のリスク環境下での意思決定はいかにあるべきか、その方向性を議論します。

【プログラム】
(敬称略)
13:30〜13:35 開会あいさつ     岡本吉晴 横幹連合 理事
 
13:35〜14:35 ◆講演
「リスク定量化の重要性 ― 現状と今後」

椿 広計
(筑波大学 大学院 ビジネス科学研究科 教授、
         統計数理研究所 リスク解析戦略研究センター長)
【要旨】不確実性を持つ現象に起因するベネフィットとリスクとの評価については、統計的決定理論という枠組みが1940年代から知られている。エキスパートの直観的判断を正当化し・補完し・ある場合には代替する基本的な考え方であり、米国のビジネススクール教育などでは早くから採用されている。我が国でも1970年代には経営分析などに科学的方法導入の機運が高まったが、その後の右上がりの成長の中で閑却されてしまった。リスク評価の計量モデルの適切な導入並びに改善が企業にどのような利益をもたらすのか、導入的な議論をしてみたい。
14:35〜15:35 ◆講演
「日本経済をとりまくリスク」

中島 厚志 
(みずほ総合研究所 チーフエコノミスト)
【要旨】日本経済は順調な回復を遂げているが、内外にアップサイド、ダウンサイドのリスクが存在している。しかも、リスクには短期的なものから長期的なものまであるし、見通しに織り込みにくいリスクなどもある。マクロ経済的な視点と分析に立脚して、現状の日本経済を見た上で、これからの経済展開を見通すに際してどのようなリスクが重視されているかについて説明する。あわせて、今後の望ましい日本経済の姿についても展望する。
 (15:35〜15:50  休憩)
15:50〜16:20 ◆講演
「戦略的意思決定とリアル・オプション」
藤井 眞理子 (東京大学 先端科学技術研究センター 教授)
【要旨】不確実性が高まっている近年のビジネス環境の下で効果的な投資の決定をいかにタイミングよく行うかは、企業価値の将来を左右する重要な問題である。オプション価格理論は金融オプションを対象として発展してきたが、その枠組みは実物的な投資機会の評価にも適用できる。リアル・オプションとよばれるこうした考え方は、成長戦略立案の際の有用なツールとなり得るし、また、競争的な状況における市場行動を考えるときの助けともなり得る。今回はこうしたリアル・オプションの考え方について紹介する。
16:20〜16:40 ◆企業事例
「リアルオプションに関する企業事例」
佐々木 敏郎 (日立製作所 システム開発研究所 第1部 部長)
近年、システムの提供者とそのユーザ事業者の関係において、これまで事業者が担っていた様々なリスクを相互に分担する、協創型のビジネススキームが広まろうとしている。このためには、双方で適切な事業バランスを維持できる関係を構築していかなくてはならない。本講演では、省エネ効果をシェアするインバータ事業と業務改善効果をシェアする情報機器事業の2つの例を紹介し、両者で合意を形成するために適用したリスク管理手法とその効果を議論する。
 
16:40〜16:15 ◆総合討論
「事業リスクを乗越える
 新たな方法論の展開に向かって」
 
17:15〜17:20 閉会あいさつ     桑原 洋 横幹技術協議会 会長


◆横幹技術フォーラムへの参加お申込み、お問い合せ:
横幹技術フォーラム係
e-mai:   電話 & FAX03-3814-4130


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